地獄の幼稚園(回想モードでいつになく力作)
リウコがこうして幼稚園に無事通えるようになるまでには(って、まだ、通い始めているわけではないが)、いろいろと難関なり紆余曲折なりがあったものです。
そもそも何歳が何年度で、いつから通うものなのかがわからないし、保育園と幼稚園の区別さえもつきゃしねえ。
ええっと、保育園は私立、幼稚園は公立くらいに思ってました(笑)。でもって、3歳未満(幼稚園は3歳or4歳から)を受け入れてくれるのが保育“所”かと……。で、入園前になると、住んでいる地域の幼稚園から(もしくは区役所から?)、来年からここに通うのよ、なんてお知らせがくるのかと!(笑)
幼稚園は義務教育じゃなかったのな。
一応、簡単に説明しておくと、保育園(=保育所)は、共働き家庭等のためにある保育時間が長い園。朝から夜まで、乳児から5歳まで様々。働く女性が増えてるのに、保育園が足りないって問題になってるよね?
幼稚園は、いわゆる幼稚園(笑)。朝から昼過ぎくらいまでで、帰ってきちゃう。3歳から通う3年保育と、4歳から通う2年保育の2種類あり。
でもって、どちらにも私立、公立の両方があります。
どこに、どんな風に通うかは、親次第。で、保育園の場合は国に申請を、幼稚園の場合は目的の園に願書を出すのです。
という事実に、なんとか願書配布数日前に気付くことができました。
普通だったら、入園前に気付けばなんとかなるんだろうけど(そりゃ最悪の場合だが(笑))、今、首都圏の一部地域は幼稚園が足りないみたいなんだよね。
この少子化の時代に!
ちょっとしたベビーブームと、住宅地の増加が原因なのか? ほら、江東区にマンション建ちすぎで区民が増えて、建設禁止がどうのとか。あんな感じで。
で、そういう地域によっては幼稚園に入れなかった、という話しも珍しくないのですよ。ま、3年保育がダメでも、たいていの場合、翌年の2年保育の方で入れるみたいだけど。それから、別の地域の園に電車か車で通うとかね。
まあ、そういうわけで、少しでも早く気付くことができたのはありがたかったわけです。
とりあえず、テストで選考するお受験風なとこはパス(そもそも入れないか(笑))。
それから、独特の雰囲気や教育方法を取り入れていて、人気がありすぎるところもパス。
そういう人気園や激戦区の一部では(江東区とか?)、願書提出日にそれを提出するための行列ができるとか。それも、ひどいとこは1週間以上前から!
これは、願書が先着順に受理される園が多いからなんだろうけど(中には、抽選のとこもあるが)、幼稚園の為に何日も前から並ぶなんてナンセンス!
あ、願書提出日は地域毎に日時が決められているので、併願受験はできないようになってます。が、家族、友達を駆使して、いくつもの園に願書提出する人が少なくなく、それがさらに競争率を上げちゃうんですな。
抽選の方は抽選で、そういった無駄に上がった競争率で本当に入りたかったであろう人が落ちたりもするし。そういうことを考えると、頑張って並べば確実に入れる先着順の方がありがたいといえばありがたい。
そんなこんなでリウコの為に(いや、ウサダの為に?)選択した園は、可もなく不可もない当初の予定通りの極々一般的な規模の、一般的な内容の私立幼稚園。うちからの距離がちょっとあったけど、バスで運んでもらえるのでラクチン。
そんなに人気がありそうなとこじゃなかったけど、念のため、園長先生に尋ねてみました。「最近じゃ、定員オーバーになることも珍しくないみたいですけど、ここはどうなんでしょう?」と。
すると「今年は特に子供が多い年みたいで、こっちも実際に願書を受けてみないとどうなるかわからない」(配布は、定員数の数倍配っているそうだ)なんて、恐ろしい返答が!
うおおおおおう、なんてこった!
幼稚園に入れなかったら困るぞ!(主に私がですが)入れなかったら、なんてことは考えてなかったから、ココしか願書もらってないし! しかも、先着順と書かれてますよ! これは、並べってことですか! 幼稚園の為に徹夜ですか!
もう、幼稚園ごときで右往左往する親たちを映したドキュメント番組やニュースをバカにできないのですかあああああああああ!(以下略)