おいしい“みそ汁”の作り方

 夕食を終えた彼が、
「最近、みそ汁がおいしくなったよ」
と一言おっしゃるではないか。


 誉められた!
 料理でホッメラレーターッ!
 苦手で、しかも嫌いな料理とはいえ、誉められれば嬉しいものがあるのです。
 それも、今まで「マズイ」とまでは言われないものの(顔に出すか、それに準ずる言葉はあるが(笑))、誉められることなぞほとんどなかったのに!


 しかし、みそ汁?
 ここ数ヶ月、具も調味料も作業行程も……何も変えてないんだけどなぁ、と思って質問してみる。
「どこらへんが、どのように?」
 で、それに対する彼の答えは、
「味噌が適量になった」
でした……。
 彼によると、調味料の微妙(?)な調節ができない私は、具の内容や分量の変化に味噌の量をあわせることができないらしい。で、毎回、薄すぎたり、濃すぎるサバイバーなみそ汁が完成するという。それが、最近、ちょうどいい味具合が続いているとのこと。


 何だよ、味噌の分量ってことだけかよ!