懇談会後編

riu2004-05-21


 昨日の続き。
(→http://d.hatena.ne.jp/riu/20040520


 懇談会で、その年のクラス役員を選ぶわけです。
 役員は嫌がられるだの、決まらないと地獄絵図になるだの、よからぬ前情報ばかり耳にして身構えていたものの、ありがたいことに、我がクラスでは意外にもあっさりと立候補グループが登場。
 その方たちは経験者らしく(兄弟姉妹が在園中とか、すでに卒園してるとか)、手慣れた様子で役員選抜まで司会進行してくださいました。


 まず、妊娠中なのと、幼い(未就学)兄弟姉妹がいる保護者を除外。
 妊娠中については言うまでもなく、幼児を連れての役員活動は難しいものがあるからとか。これは園内での暗黙の了解らしい。
 活動のほとんどは子供が園にいる時間帯、平日の日中に行われるわけで、つまり、その時間にフリーになれないと厳しいものがあるのだという。まあ、ウギャウギャ言う子供と一緒に、役員作業なんてこなせないだろうし。
 ここまでは納得。
 で、残りの保護者の中から役員を……という段階になって、疑問がひとつ。
 これ、ここで、完全に線引きしてしまうんですか?


 同じように疑問に思った人がいたのか、ここで進行役以外からの初の質問となる。
「働いている人はどうなるんでしょう?」
 そうそう。会社勤めの人も、平日の日中にフリーになるのは難しいと思うのですが?(と思うなら自分でも意見しろ)
 すると、「育児は休めないけど、会社はお休みできますから」とのお答え。反論できるものもなく、何事もなかったようにそのまま続行されてしまいました。


 たしかにその通りではあるんだけど……。
 仕事や会社にもよるけど、今時(じゃなくとも)、ホイホイと簡単に休暇が取れるものなんだろうか? “休む=クビ”になりかねないのでは?
 フリーランスの私でさえ、会社員に比べれば時間の自由はあるものの、大きな締め切りと行事とが重なったりしようものなら、両方(というか行事の方だな)をこなす自信はなかったりする。
 もし“女性がやってる仕事だから”という理由で安易に考えているのであれば、それは間違っているでしょう。男尊女卑を、自ら推奨しちゃってる感じさえするんですけど(自ら、と書いてますが、参加した保護者の中には若干ながら男性も含まれていました。まあ、そんなとこまで考えられてるわけじゃないだろうし)。
 そもそも、幼児がいるからといって、フリーなれないこともないように思う。
 私の場合は、リウコが幼稚園に入るまで平日の日中なんて一瞬たりともフリーになれたことなんてなかったけど(笑)、中には両親と同居してたり、同居じゃないまでも近所に住んでいて比較的自由な時間がとれるって人もいるかもしれない。
 逆に、妊娠中でも幼い兄弟姉妹がいるわけでもなく、しかも仕事もしてない人がフリーかといえば、そうでない可能性だってあるだろう(極端な話、闘病中とかさ)。
 家庭の事情は千差万別なのである。


 とはいえ、線引きせずにどうやって役員を決めるかというと、完全な自己申告を求めるしかない……のかなぁ。それは……難しいよなぁ……。そんなことを考えているうちにも話し合いは着々と進み、当初の立候補グループの中から数人の役員が選ばれたのでした。
 立候補者の好意に甘えてる立場で、その立候補者からの意見で、しかも会社勤めではない私としては、かなり弱いのです(笑)。


 ボランティアではなくて、完全な仕事と割り切って報酬でも出たら、もうちょっと変わるんだろうか?(誰が金を出すのかは謎)