usadaはA型ですよ?

 こないだ、usadaの実家に行ったときのこと。
 usadaの母が、小さな手帳を出してきました。でもって、何やら興奮した面持ちで言いやがったのです。
「usada、あんたの血液型、やっぱりO型だったわよ」


 え?
 何ですって?
 手にしていたのは母子手帳だったんですが、usada母は「ほら、ここ見て。O型ってあるでしょ」などと、特定の箇所を指しつつ誇らしげに主張しております。
「何か変だと思ってたのよねぇ。この子、全然Aっぽくないじゃない」
 だの、
「冗談で間違ってるんじゃないの、とは言ってたんだけど、ほんとに間違ってるとは思わなかったわー」
「やっぱりAじゃないもの」
 だのだの、好き放題言いながら(笑)。


 それに対して、一緒にいた彼が、一応、フォローなぞしつつ。
「や、でも、僕の実家では流石A型だ、とか言われてますよ。あ、ほんとにO型ってありますね」
 って、それ、フォローのつもりですか? 流石って何がですか?(笑)おまえ、usadaのこと、実はABなんだろ、とか言ってたじゃないか!(それも、ちょっと違う)
 しかも、さらにusada母が追い打ちをかけるし。
「それはこの子、外ではAっぽく振る舞うから!」
「ああ、ええ、そうですね」


 まあ、それはともかく。
 私、数年前に血液検査したばかりなんですってば。
 間違いなく汚れなき純粋なA型だったんですってば。
 生まれた直後の血液型は変化しやすいとのこと。だから、その時に検査したとしても、数年後に検査しなおした方が確実だ、という話は聞いたことがある。
 これも、このパターンなのかな?
 生まれた直後はO型で、後々、A型に変化したとか。


 なーんて思いながら、問題の母子手帳を盛り上がっている2人からもぎ取ってみると。
 (usadaの)お母様!
 おかあさまッ!
 これ、貴女の血液型ですってば!
 よく見てください。検査した日付が、私が生まれる前です。母体骨髄がどうのって文字も見られます。
 ウワン。