「サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し」「サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄」西尾維新(講談社ノベルス)

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)
サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)
  「きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」そう問うのは、天才工学師・玖渚友のかつての“仲間”、兎吊木垓輔。でもって、彼が囚われる謎めいた研究所、堕落三昧斜道卿壱郎研究施設が今回の舞台。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう“ぼく”こと“戯言遣いいーちゃん”だったが……。(9/26、9/27読了)


 ちょっとした時間があったんで、一気に読んじゃいました。
 相変わらず面白い! というのは残念ながら物語そのもののことではなくて、キャラクターとか、言葉遊びとか、加速のつきまくった“ノリ”とか、そういったところ。ミステリファンとしては、“……”な内容ですかね。
 それでも、面白いものは面白い! 電車の中で読んでいたのですが、何度も吹き出してしまうことをやめられませんでした。そのくらい面白い!
 今回、登場した志人ちゃん、わりと気に入ったんですが、もう出てこないのかな? まあ、男だしな。主人公以外は、女性キャラクターばかりが優遇されているような。ちと、残念。