「零崎双識の人間試験」西尾維新(講談社ノベルス)
殺人鬼の一族の長兄にして切り込み隊長、“二十人目の地獄”にして奇怪な大鋏“自殺志願”の使い手・零崎双識。行方不明の弟探しの末に行き着いた、彼の結末とは……!? webに連載したものを加筆・訂正してノベルス化している。
(2004/9/17読了)
今回は外伝ということで、本編でもちらちらと登場していた“零崎一族”が大活躍ですよ。
殺人鬼である零崎らと、殺人鬼と一般人の間で揺れる少女・伊織を軸に物語が進行します。
ミステリではなくて、アクションでスプラッタで、本編に関係する謎がいくつか浮上しています。
グロいのは、あまり好きじゃないんだけどなぁ……。
これが、本編次作へのなんらかの足がかりになったりするのかな?