「運命は剣を差し出す(1)(2)」駒崎 優(C・NOVELS)

運命は剣を差し出す―バンダル・アード=ケナード〈1〉 それなりに面白いから読んでみる? と言われて借りてきました。
 小説は借りると(読んで)返すのが面倒だからあまり借りることがないんだけど、最近は読書してないし、これなら軽く読めそう? とふたつ返事で受け取ってきました。


 医師のヴァルベイドは、辺境の街道で負傷して戦場に置き去られた若き傭兵と白い狼に出逢う。この男こそ、世に名高いバンダル・アード=ケナードを率いる隊長だった。偶然の出会いから行動を共にすることになった2人。双方、追われる身である彼らは、行く先々で騒動を巻き起こし……。
(2005/5/6読了)


 で、それなりに面白かったです。
 文章は読みやすく物語もそれなりに盛り上がり、キャラクターもそれなりに立っている。
 これぞという大きな特徴が見られないのが、“それなり”になってしまっている原因なのかなぁ。
 あっと。主要登場人物の性別が狼以外全員男性で、しかもその平均年齢が高い! という、個人的にオイシイポイントはありました(笑)。


 ところで、(1)(2)の2冊を借りてきたんですが、これ続いてるじゃないか! 続きが気になるじゃないかああ!